愛しのロクサーヌ Roxanne

1987年 外国映画 2ツ星 恋愛

本当に恋なのか?

主人公CDは、容姿コンプレックスがあるものの、部下からの信望は篤く、肉体的にも頑健だ。引っ込み思案でないところは意外だった。
一方、お相手となるロクサーヌは軽薄すぎて、ぜんぜん好きになれない。勘違いでセックスしちゃう展開にも夢がない。そもそも本当にCDを好きだったのか? 耳に心地よい言葉を浴びせてくれる相手を好きになるのを、恋と呼べるのだろうか?
CDの純愛をロクサーヌに伝えた女友達のディキシーが地味に気になる。じつは彼女こそ、CDを好きだったんじゃないのか? いや、考えすぎだろうけど。

テンポはよかったが、ストーリーには疑問符が立ちまくった。応援できない恋愛映画はつらいね。

ページ先頭へ