宇宙戦艦ヤマト 完結編 Final Yamato

1983年 アニメ 2ツ星 #宇宙戦艦ヤマト @松本零士

結末がわかっている物語を見るのはつらいな

沖田館長が復活することも、ヤマトが轟沈することも、映画を観る前からわかっていた。なにせ『完結編』と銘打たれているのだ。
「ヤマトがどんな最期を遂げるのか」
それを見届けるために劇場に足を運ぶようなもんだ。

しかし脚本は、そーゆー目で見られることを前提に書かれたのだろうか?
ヤマトだから、ご都合な展開には目をつむりたいが、あまりにも唐突かつ強引すぎる。ヤマトの最期にふさわしい舞台を整えるために展開しているように見えてならない。いや、実際にそのとおりなのだが、それが見えすぎてしまうのだ。
なので、ヤマトが宇宙の海に沈んでも、いまいち感動しない。
「あー、終わったー」という感じだ。

とはいえ、沖田艦長はかっこよかった。
よくわからない状況でも、ハッキリ決断する姿には感動すら覚えた。
ルガール帝国の話はカットして、もっと沖田艦長を描いてほしかった。

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