なんのヒネリもない、ただのアニメ化
漫画の連載1本の内容は、30分アニメ1本より短い。そのためテレビ化にあたっては、シーンやセリフ、あるいはオリジナルキャラを追加して尺を伸ばしてきた。こうした工夫がアニメ化の醍醐味といえる。初期の『うる星やつら』は押井守の演出が冴えて、非情におもしろかった。それは漫画(原作)+アルファがあったからだ。
しかし本作にはそうした工夫がない(少ない)。
漫画が十分長いので、尺を伸ばす必要がないからだ。なので漫画を読んでいれば、あらためて見る必要はない。だからこそいいのだとする考えもあるが、漫画と見比べて楽しむ私としては、いささか物足りなかった。
- Google [うる星やつら 完結編 ]
- Wikipedia [うる星やつら 完結編 ]
- IMDB [Urusei Yatsura 5: Final Chapter]