レビュー  1997年08月24日  に発表された 

スノーホワイト
Snow White: A Tale of Terror

3ツ星

魔女になるだけの理由があった

童話『白雪姫』をダークファンタジーとして再現した作品。継母(シガニー・ウィーバー)が単純な悪ではなく、当初はいい母親になろうとがんばるが、リリーのわがままや子どもの流産で狂気を宿す展開はおもしろかった。女は魔女に産まれない。魔女になるんだ。

しかし言葉どおりの「魔法」を使えてしまうのはびっくり。当時の人には魔法で、化学で説明できるトリックの方がおもしろかったと思う。魔法の鏡も、前妻の持ち物だったりするとドラマチックだったかもしれない。

リリーは気位ばかり高く、かなり迷惑な女の子として描かれているが、継母ほどの個性はない。もっと激しい気性だったら、継母と張り合えたかもしれない。リリーを守ってくれる鉱夫(ドワーフ)たちも、リリーに欲情したり、身代金をせしめようとするあたりはよかったが、さしたるイベントもなく仲間になってしまったのは不可解だ。貴族を憎んでも、リリーを憎まないだけの説得力がほしかった。

とまぁ、気になる点はあるものの、おもしろかった。シガニー・ウィーバーの熱演に圧倒された。

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