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[レビュー1993年12月10日に発表された 

天使にラブ・ソングを 2

Sister Act 2: Back in the Habit

驚嘆すべきは歌唱力より、プロデュース能力

前作は硬いもの(シスターたち)を柔らかくしたが、今作は柔らかすぎるもの(高校生たち)に芯を与えている。この世に音楽は数あれど、その中心にゴスペルがあるみたい。なんだか、いっしょに歌いたくなる映画だった。

ナマイキだが、社会に絶望している高校生たちが、一念発起して1つのことを成し遂げる。よくあるパターンなんだけど、やっぱり興奮する。コンテストに参加する他校のレベルが高いことも、いい緊張感を与えている。
細かいことで恐縮だが、型破りなアプローチで勝ってしまうことには抵抗感がある。プロであるデロリスにとっては、正攻法で負けるより意味があるかもしれないが、そうした心意気が語られたわけではない。どんな演目にするか、デロリスと生徒たちで話し合うシーンがあってもいいような気がするが、テンポが悪くなっちゃうかな。

歌では稼がないと言われている中で、あっさり募金を集めてしまうデロリスの歌唱力はすごい。しかし真に優れているのは、メンバーの潜在力を引き出し、最高の舞台を構成するプロデュース能力だろう。そのことに気づく高校生がいてもよかったと思う。

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