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[レビュー1984年11月16日に発表された 

エルム街の悪夢

A Nightmare on Elm Street

新しいタイプの殺人鬼

睡魔から逃れられる人間はいない。一日やそこらは徹夜できても、いずれは眠りに落ちる。そしてフレディがやってくる。フレディもシリーズを重ねると弱点が見出され、ユーモラスになったが、第一作ではシリアス一辺倒。まったくスキがない。
フレディは無敵だが、すぐには殺さない。恐怖を糧にしているため、あの手この手でSAN値を削ってくる。悪趣味なイタズラを駆使するわけだが、「あはは」と笑える余地がない。精神が疲弊していく。

追い詰められたナンシーは反撃を決意する。いきなりトラップ作りの名人になったのは驚き。ホラー映画は、きゃーきゃー逃げるところは簡単だが、反転攻勢への切り替えは難しい。単純なトラップに打ちのめされるフレディを見て、ちょっと気持ちがやわらぐ。いいぞいいぞ。やっつけろ!

しかしそれらは罠だった。縄跳びする少女は夢の世界にいたはず。ここが夢なら、ナンシーの現実はどこにあったのか? よくよく考えれば、夢の世界から殺人鬼の帽子を持ち帰るなんてありえない。トラップの名人になったことも、まるで夢のようだ。

あっ、と思ったときは終わっていた。

恐怖をたっぷり楽しんだから、最後にぺろりと平らげたようだ。うはぁ。なんてことをしてくれたんだ。まさに夢に出そうな映画だった。

シリーズ化された殺人鬼
レザーフェイス
ブギーマン
ジェイソン
フレディ
グッドガイ人形
ハンニバル・レクター
シザーマン
脅迫者
フィッシャーマン
ミュータント
ジグソウ
キラ

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