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[レビュー1999年07月07日に発表された 

栄光と伝説 / ウルトラセブン1999最終章6部作 (1/6)

Heisei Ultraseven(1999) The Final Chapters 1 Glory and Legend

地球防衛軍が宇宙侵略軍に変わるとき

あらすじ

ワープ航法を開発した人類は、惑星ヴァルキューレに探査船を送った。だがそれは、異星人への先制攻撃を実現する《フレンドシップ計画》の一環だった。脅威を感じたヴァルキューレ星人は地球に飛来し、地球防衛軍を攪乱する。これによってフルハシ参謀が死亡し、ウルトラ警備隊も社会の信用を失ってしまう。地球防衛軍のカジ参謀は、この混乱に乗じて計画を一気に進めてしまう。

細かなところで演出不足を感じる。フルハシ参謀はなぜ脱出シャトルに乗らなかったのか? 先輩たちの魂を受け継ぐウルトラ警備隊が、民衆の信頼を得られず、安直な疑心暗鬼の罠から抜け出せないのはお粗末すぎる。実体のないヴァルキューレ星人がいきなり巨大化&実力行使するのはどうよ? この流れで戦うべきはセブンじゃなくて、ウルトラ警備隊だろう。
ダンがカザモリ隊員をどう処したか明言されないのも奇妙だ。カザモリ隊員が死んだとは思わないが、ハヤタ隊員のように一体化したのか、そっくりに化けたのかは明らかにしてほしい。でないとカザモリに親近感をおぼえない。ヴァルキューレ星人が仕掛けた罠を、カザモリ隊員が自己犠牲によって打ち破る。その姿に感心したダンは、好意をもってカザモリ隊員の姿を借りる。都合のいい若者ではなく、セブンが地球の未来に希望をもつ理由として、カザモリ隊員を描いてほしかった。

ヴァルキューレ星人の能力を考えれば、カジ参謀は洗脳されている可能性が浮上する。きちんと調査して、カジ参謀が人間であり、おのれの信念で動いていることを明らかにしなければ、異星人の新たな侵略ではないかと勘ぐってしまう。このあたりも足りない。

どんな最新鋭のシステムより、侵略者にとっては君たちほど恐ろしい存在はいない。
センサーに感じられないものを、レンズにも映らないものを、
そしてデータにも残らないことも、人間は感じとれる力を持つ。心を持つ。
人間なら、フルハシ参謀に選ばれた人間だと言う誇りを忘れずに戦ってくれ。

いいセリフなんだけどなぁ。
とまぁ、もったいないところはあるんだけど、全体的な満足は高い。ここで提示されたテーマが、最終作6部作の根幹をなしているのもうれしい。こうあるべきと思えるシリーズ幕開けだった。

ウルトラマン
1966 Q
1966 マン
1967 キャプテン
1967 セブン
1968 怪奇大作戦
1971 帰マン  
1972 A エース  
1973 タロウ
1974 レオ  
1979 ザ☆マン
1980 80  
1984 キッズ
1988 USA  
1990 G
1993 パワード  
1994 平成セブン
1995 ネオス
1996 ゼアス
1996 ティガ
1997 ダイナ
1998 ガイア
1999 ナイス
2001 コスモス
2004 ネクサス
2005 マックス  
2006 メビウス
2006 WoO
2007 SEVEN X
2007 大怪獣バトル
2009 ゼロ
2011 ゾーン
2013 ギンガ
2015 X エックス
2016 オーブ
2017 ジード  
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