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[レビュー1999年12月05日に発表された 

模造された男 / ウルトラセブン1999最終章6部作 (5/6)

Heisei Ultraseven(1999) The Final Chapters 5 The duplicated man

おばあちゃんはどうなった?

あらすじ

謎の石柱群が出現した。それは1万2千年前に滅びたムー大陸の神殿にあったラハカムストーンに酷似していた。ラハカムストーンには人間の願いを叶える力があると言われる。これがムー大陸が滅びた原因かもしれない。
一方、カジ参謀は新甲南重工のカネミツ社長に命じて、キングジョーを地球防衛軍の軍事ロボットに転用する計画を進めていた。カネミツ社長は独善的な人物だったが、ある日を境に善良な性格になり、キングジョーを救助ロボットにすると言い出した。

偽物の方が善良で、社会に受け入れられる展開は、『新トワイライトゾーン』の「動揺日」を彷彿させる。娘はラハカムストーンの効果を知っており、いい父親は偽物で、本物はどこかに消えてしまったことも理解できるはずだが、いい父親と本物の父親のどちらを取るか、という選択は出てこない。帰ってきた父親が自分の所業を恥じた描写もない。となると、彼が本物である保証はないわけで、これはこれで奥の深いエピソードになりそうなネタだ。

ラハカムストーンによるコピーは純粋なコピーではなく、「神」のような意志が介在している。しかしラハカムストーンが出現しただけで不審死が相次ぎ、ムー大陸が滅びた原因になったことをふまえると、「みんなが望めば平和になる」ことが真実だとしても、試すのは危険だ。ラハカムストーンを使いこなすには、まず人類の思想を制御する必要があるが、侵略者の新しい手口と見分けが付かない。これはこれで深いネタだ。

キングジョーIIは素晴らしかった。ワイドショットを分離して避ける。エメリウム光線を受けて、よろける。同じ場所に攻撃を重ねて、ようやっと倒すが、アイスラッガーが欠ける。すべての瞬間に満足できた。
惜しむらくは、キングジョーが主題でなかったこと。セブンを圧倒し、人々に恐怖をもたらした宇宙ロボット・キングジョーを、果たして人類が制御できるのか? それだけで1本作ってほしかった。

ところで、カネミツ社長が熊本の実家に戻ってきたのは、母親(おばあちゃん)が「本物を返して」と願ったからではないのか? 母親であればこそ偽物を見抜き、都合のいい人物ではなく遺伝的な子どもを取り戻そうとしたなら納得できる。
しかし劇中のおばあちゃんは、ぽっくり死にたいと願ってしまった。ラハカムストーンが願いを叶えてくれたのかどうか、気になってしまう。

ウルトラマン
1966 Q
1966 マン
1967 キャプテン
1967 セブン
1968 怪奇大作戦
1971 帰マン  
1972 A エース  
1973 タロウ
1974 レオ  
1979 ザ☆マン
1980 80  
1984 キッズ
1988 USA  
1990 G
1993 パワード  
1994 平成セブン
1995 ネオス
1996 ゼアス
1996 ティガ
1997 ダイナ
1998 ガイア
1999 ナイス
2001 コスモス
2004 ネクサス
2005 マックス  
2006 メビウス
2006 WoO
2007 SEVEN X
2007 大怪獣バトル
2009 ゼロ
2011 ゾーン
2013 ギンガ
2015 X エックス
2016 オーブ
2017 ジード  
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