スポーン Spawn

1997年 外国映画 3ツ星 モンスター:悪魔 変身

この映画の素晴らしさは、予告編にある

私は映画を見て、それから漫画やアニメに触れたクチなんですが、『スポーン』という作品のコンセプトを知ると、この闇の戦士がすっごくカッコヨク見えますよね。

ヒーローらしくないところがいい!
悪魔的な外見、焼けただれた素顔、クサリやトゲといった禍々しい武器、地獄のパワーに呪われた運命、ドス黒い復讐の念……etc。
ヒーローには不幸が似合うと言うけど、ここまで不幸なやつも珍しい。
そんな不幸に流されず、運命にあらがいながらも、弱いものへの虐待を見過ごせないスポーンは、ほんとにカッコイイ。あと、原作者もいいね。

こうした気持ちは、映画を見たあとに育った。
で、あらためて映画を見直してみると、粗さが目立つ。まったくの不完全燃焼だ。

ところが、予告編を見ると最高の気分になれる。
思うに、この映画の完成品は「予告編」ではなかろうか。映画本編は、未編集フィルムのようにすら感じる。

予告編はホントに素晴らしかった!

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