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[レビュー1998年09月25日に発表された 

世にも奇妙な物語 1998 秋の特別編

Yonimo Kimyouna Monogatari: 1998 Autumn

人生の落とし穴は、今もあなたの隣に

納得できる奇妙がほしいところ。

中学教師 (稲垣吾郎)

[あらすじ] 理想に燃える新米教師が、初めて授業を受け持つことになった。教室に入るが、教頭が姿を見せず、授業をはじめていいのか迷う。生徒を傷つけず、しかし教師の威厳を保つ授業を示さなければ。

[感想] 中学教師は大変そうだ。どんなときなら生徒を叱ることができるのか。生徒を叱らずに、どうやって教育するのか。本編に関係ないところでストレスがたまった。本編はつまらなかった。

黄色が恐い (鶴田真由)

[あらすじ] 主人公はふつうのOL。テレビの星占いで「乙女座のアンラッキーカラーは黄色」と聞いて、身構えた。この占いはよく当たるから。昨日のアンラッキーカラーは赤で、赤いものでひどい目に遭ったから。黄色に気をつけなければ。

[感想] ここまで来ると占いと言うより呪い。主人公には落ち度がなく、ひどい目に遭ったとしか言いようがない。かわいそうとは思うが、回避不可能で、なんの教訓もない。

ダジャレ禁止令 (小野武彦)

[あらすじ] 主人公はダジャレ好きの中年サラリーマン。いつもダジャレを言って、部下に煙たがられていた。ところが政府は景気回復のため、ダジャレ禁止令を制定してしまう。

[感想] ダジャレがもたらす悪影響を科学的に説明したり、取り締まりや厚生の実態など、細かいところを描いて、リアリティを高めてほしかった。

懲役30日 (三上博史)

[あらすじ] 主人公は凶悪犯。逮捕されても反省の色はなく、再犯の可能性も高いが、裁判所が下した判決は懲役30日だった。歓喜する主人公。ところが刑務所に収容されると、怪しい薬の注射は強い日光にさらされるなど、拷問の日々が待っていた。それでも30日のガマンだと、主人公は歯を食いしばるのだが......。

[感想] テレビ放送されるので、かなりソフトな拷問。本気だったら、絶対30日はもたない。700年以上も堪えた主人公はすごい。精神的には地獄だが、肉体的には30日しか経過していない。死ぬことがない拷問だとすると、これほど恐ろしいことはない。

ホーム、スィートホーム (江口洋介)

[あらすじ] 探偵だが、ナンデモ屋のような扱いを受けている主人公。そこに紳士がやってきて、自分の代わりに父親を演じてもらいたいと依頼する。馬鹿な依頼と思うが、大金に目がくらんで引き受ける。

[感想] 紳士の目的や家族の正体はさっぱりわからないが、主人公の努力がまったく報われなかったのは切なかった。もう1度依頼があったら、彼は引き受けるだろうか?

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