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[レビュー1999年08月25日に発表された 

ナインスゲート

The Ninth Gate

稀覯書を、手袋ナシでさわるな!

細かいところでリアリティがないので、サスペンスの緊張感は乏しい。主人公の判断が物語に影響を与えることもなく、予定されたイベントをただ消化していくだけ。ぱっとしないストーリーだ。

こういう物語では、オカルト現象の扱い方がポイントになる。実在を前提にするならファンタジーだし、最後まで否定できればサスペンスだ。しかし本作はスタンスを明らかにせず、なにが起こったのか、どう解釈すべきか、ハッキリしない。このあたりも、興奮を損ねる一因になっている。

『エンゼルハート』の方がずっと怖い。
じつに物足りない、中途半端なオカルトサスペンスだった。


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