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[レビュー1983年12月02日に発表された 

時をかける少女 (原田知世主演)

The Little Girl Who Conquered Time

和子の心を奪った未来人が憎い

映画が終わったときに感じたことは、怒りだった。和子(原田知世)の恋が成就せず、輝かしい青春時代が失われてしまったからだ。たぶん和子はもう、だれとも結ばれない。高校時代の淡い恋心を胸に秘めたまま、魔女になってしまうのか。
くそっ、未来人はなんてことをしてくれたんだ!

文明社会からやってきた旅人が、現地の無垢な娘を弄び、記憶を改ざんして去っていった。その娘が大きくなったときに再訪するが、責任を取るわけじゃない。このラストを見て、ポジティブな気持ちになれるだろうか?

しかしそんなラストだったからこそ、そんな和子だったからこそ、多くの人が魅了されたのかもしれない。傑作は必ずしも道徳的じゃない。くそっ!

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