レビュー  2000年06月24日  に発表された 

ザ・ハリケーン
THE HURRICANE

4ツ星

同じような無辜の囚人がどれほどいるのか

序盤はわかりにくいが、状況が見え始めると、ぐいぐい引き込まれた。自分の書いた本が、何年も経ってから少年の目にとまり、そこから大逆転がはじまるとは。希望がなければ生きてゆけない。しかし終身刑の身では、希望は毒にもなる。切ない思いを、デンゼル・ワシントンが見事に演じている。

ボクシングの世界チャンピオンを争ったほどの有名人が、これほど簡単に刑務所に送られてしまうのか。まったくの無罪で、多くの人が支援しても、無罪を勝ち取るにはこれほど多くの奇跡を要するのか。実話の重みがのしかかる。ルービン・カーターほど有名でなく、意志力もない囚人には、まったくチャンスがないではないか。
恐ろしい。恐ろしい話である。

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