[レビュー2001年01月28日に発表された 

エンド・オブ・ザ・ワールド On The Beach

文明崩壊後
更新日:2020年08月31日(月) 03:51 [Edit]

あまりに長い

『渚にて(1959)』のリメイク。中国による台湾封鎖を引き金に第三次世界大戦が勃発する展開はリアリティがある。放射能が伝染病のように扱われていることや、放射線障害の症状がおかしいところは旧作と同じ。このあたりは科学的に補強してもよかったのではないか。

本作は悲壮感を高めるため、登場人物の日常をていねいに描いている。しかし度が過ぎて眉をひそめるシーンも多い。とりわけ科学者は横柄すぎる。望みを捨てるのは勝手だが、がんばっている人を邪魔してほしくない。

「初めてのことだから、独りでうまく死ねる自信がないの」と呟く姉や、
「意味をお与えください」と祈る艦長はよかった。

しかし195分は長かった。

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