レビュー  1981年03月14日  に発表された 

ドラえもん(02) のび太の宇宙開拓史
Doraemon: Nobita's Space Story

4ツ星

いまの価値観で卑下することはない

子どものころ、もっとも夢中になった劇場版。宇宙戦艦ブルドレインがやたら強そうだった。2010年に見直してみると、記憶していたほど突き抜けないが(ギラーミンがあっけない)、やっぱりおもしろい。畳の下と宇宙船の倉庫がつながるなんて、よく思いつくよ。日本では遊ぶ場所もない子どもたちが、コーヤコーヤ星では広大な土地を縦横無尽に駆けめぐるヒーローになれる。このプロットで興奮しない子どもはいない。

のび太と変わらない年ごとなのに、きびきび働くロップルに感心する。農作業を手伝うだけでなく、近所の人たちと交流したり、トカイトカイ星で宇宙船を修理したり、39歳の私が見てもしっかりしてる。時間のスピード差が、彼らをさらに遠くに感じさせる。地球でぼんやり過ごしているあいだも、ロップルたちは一生懸命に働いている。そう思うと、自分も頑張らなくっちゃと思う。

主題歌『心をゆらして』がいいタイミングで流れ、うるっと涙がこぼれそうになる。宇宙の彼方を遠くに、そして近くに感じられる映画だった。


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ドラえもん(02) のび太の宇宙開拓史