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[レビュー1991年12月26日に発表された 

世にも奇妙な物語 1991 冬の特別編(2)

Yonimo Kimyouna Monogatari: 1991 Winter

あなたの心を凍らせる5つの話

どういうわけか1991年は冬の特別編が2つあった。

王将 (丹波哲郎)

[あらすじ] 卓越した記憶力をもつ天才棋士が、7年前に引退した伝説の大名人と対決することが決まる。大名人は主人公のまえにあらわれ、自分は「ひねり飛車」を使うと宣言、湯呑みを1つ買っていった。主人公はパソコンと瞑想によって大名人の戦略を読みぬく。しかし対戦当日、大名人が打った初手はまったく別のものだった。

[感想] おもしろかった。丹波哲郎の大げさな演技が、あんがい合ってる。本編だけでは演出が足りず、タモリのアバンが内容を盛り上げている。湯呑みは予想できたが、ブランクの意図は予想外だった。

午前3時のノック (工藤静香)

[あらすじ] 主人公は地味なOL。同僚がコンパに誘っても、うじうじ煮え切らない態度をとっていた。そんなある夜、アパートのドアがノックされた。午前3時。ドアの向こうには誰もいなかった。

[感想] 工藤静香が不気味すぎる。内気モードと派手モードで、演技やメイクの差をつけてほしい。

犬の穴 (三浦友和)

[あらすじ] 主人公は、部下のエリと不倫していた。別れ話を切り出すと、エリは自殺。彼女が飼っていた犬を預かることに。喜んだ娘は、犬を「エリ」と名付ける。怖くなって犬を捨てるが、何度やっても帰ってきてしまう。

[感想] 妻がエリのことを知っていて、「殺しちゃえば」と言うシーンはよかった。保険金の話は出ていたのに、ラストまで可能性に気づかなかった。しかし可能性に気づいても実現性は乏しく、釈然としない。

23分間の奇跡 (賀来千香子)

[あらすじ] どこかの国、いつかの時代。教室に若い女性教師がやってくる。前任の教師が泣きながら去っていたことから、生徒は不審な目で新しい教師を見つめる。9時、授業がはじまった。
[原作] ジェームズ・クラベル「23分間の奇跡 」

[感想] 原作の素晴らしさがにじむ。ふと、思う。23分でなにが書き換えられたのか、わからない人がいたらどうしよう?

ハッピーバースデーツー・マイホーム (役所広司)

[あらすじ] 主人公は平凡な父親。マイホームを買って、実家にあったテーブルを持ち込んだことで、嫌いだった父親の気持ちがわかるようになる。

[感想] 父親との再会は予想外。テーブルに宿っていた幽霊としても、実体があって、妻子にも見えるなんて驚き。超自然現象は不要だったと思う。


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