レビュー  1962年08月11日  に発表された 

ゴジラ(3) キングコング対ゴジラ
King Kong vs Godzilla

2ツ星

キングコングは客寄せパンダ

後の世から見れば、なぜキングコングを出したのかは疑問。べらぼうな名称使用料を払って、造形も設定も変えられて、米国版とは不連続な存在になったのだから、ただの大猿にすればよかったのに。しかし当時は喜ばれたようで、観客動員数はシリーズ最高を記録している。不思議なものだ。
売れた映画がおもしろいとはかぎらないが、売れた映画の路線は継承されていく。本作で「怪獣同士の対決」という流れが確立された。1作目、2作目も重さは、すでに感じられない。

主人公は若き日の高島忠夫。声は聞き取りやすいけど、役柄はぱっとしない。ゴジラと相対したのに、ぜんぜん不幸にならないのもショック。前作から7年が経過しているが、時代が変わったと感じる。
パシフィック製薬は日本に甚大な被害をもたらしたが、彼らが罰せられることもない。『モスラ(1961)』とは大違いだ。ラストで環境適応がどうのと言われても、ちっとも心が動かない。

キングコングと大ダコとの戦いはすごかった。『キングコング対大ダコ』で十分だったと思う。


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ゴジラ(3) キングコング対ゴジラ