レビュー  1981年10月02日  に発表された 

六神合体ゴッドマーズ (全64話)
Six God Combination God Mars [TVa: 1981/10/02 - 1982/12/24]

2ツ星

マーグさえ、いなければ......

多くの女性ファンにやおい属性を目覚めさせたシリーズとして有名だが、私は初期の、ていねいな人間ドラマが好きだった。たとえば、本物の爆弾人物である明神タケルを地球人(クラッシャー隊)が仲間に受け入れる過程も細かく、じっくり描かれた。こうした人間ドラマがあればこそ、ファンが定着したのだと思う。

ロボットアニメでありながら、ロボットの扱いはおざなりで、のちに「アニメ界の瞬殺王 ゴッドーマーズ」「特撮界の瞬殺王 レオパルドン」と並び称されるほどだった。だがそれも人間ドラマに重きを置いた構成であればこそ、ファンも許容していた。

ところがシリーズも長引くと、当初の志もどこへやら、反陽子爆弾はポイ捨てされ、宇宙全体の平和とやらを目指すようになる。「バラの騎士」や「デビルリング」といった女性ファン向けの設定が出てくると、もう見てられなくなった。

マーグさえいなければ、ここまで迷走しなかっただろう。
しかしマーグに罪があるわけじゃなくて、ドラマそっちのけで熱狂した女性ファンと、安易に迎合した制作者たちが悪い。素晴らしいスタートを切ったのに、軌道が歪められてしまったではないか!

と、私が断罪したところでなんの意味もないけどさ。


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六神合体ゴッドマーズ (全64話)