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[レビュー1991年10月03日に発表された 

世にも奇妙な物語 1991 秋の特別編

Yonimo Kimyouna Monogatari: 1991 Autumn

もっと怖い話を見せてあげよう

ニュースおじさん (大竹しのぶ)

[あらすじ] ある主婦が、ニュース番組の報道画面にいつも同じ男(ニュースおじさん)が映っていることに気づく。夫は興味を示してくれないが、主婦は気になって仕方なかった。

[感想] 「きっと事故を起こすオチだろう」と思わせるためか、大竹しのぶの大騒ぎが強烈だった。

バーチャル・リアリティ (錦織一清)

未見。

戦争はなかった (林隆三)

[あらすじ] 近ごろの若者は戦争を知らないと嘆く男。ある日、周囲の人たちが戦争のことを忘れ、戦争があったという歴史が消えていることに気づく。戦争がなくても日本は平和国家になれたわけだが、主人公は納得できなかった。

[感想] 劇中で指摘されたように、戦争体験を語る人は、戦争がないと困るようだ。戦争がなかったことを喜べないのはなぜか? なぜ戦争の悲惨さを訴えないと安心できないのか? その点を掘り下げるとおもしろそうだが、物語は唐突に終わってしまう。狭い電話ボックスのなかで、自分の認識が間違っていたと認める演出はよかった。

開かずの踏切 (石田純一)

[あらすじ] 田舎をツーリングしている男。遮断機が下りたので、踏切前でバイクを停めるが、いっこうに列車が来ない。迂回しようにも、なぜか同じ踏切に戻ってきてしまう。列車はまだ来ない。

[感想] 神秘性がいまひとつ足りなかった。

40年 (八千草薫)

[あらすじ] 主人公は初老の婦人。同窓会で40年前に書いた手紙が配布されるが、一通、消息不明の男子生徒の手紙が残る。その生徒が好意を寄せていたという理由から、主人公が手紙をあずかることに。

[感想] まったく先が読めない話だった。主人公は優柔不断な女性とされているが、同窓会での態度は毅然としている。タイムスリップした40年前も、ちゃんと自分の考えがあった。結局、自分の直感を信じきれなかったことで、息子に「ずるい人」と揶揄される母親になってしまったのか?
ラスト、主人公は「一人暮らしする」と決意する。それが後悔しない生き方なのかどうかも釈然としない。

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