ワールド・アパートメント・ホラー

WORLD APARTMENT HORROR

コンセプトはよかったが・・・

天下無敵の暴力ヤクザも、言葉が通じない外国人と常識が通じない超常現象には手も足も出ない。しかしヤクザは頭が悪いので、怖がることも逃げることもできず、どんどん深みにはまっていく。必死に虚勢を張りつづける姿には、笑いを超えた哀愁すら漂う。なかなかシュールな構図だ。

しかし映画はヒジョーに退屈。外国人はハンパに日本語を理解するし、怪しげな宗教にもリアリティがない。濡れ場の挿入もおもしろさに寄与していない。素材はいいのに、調理が悪すぎる。じつにモッタイナイ。

本作の16年後、大友監督は最低映画『蟲師』を撮影する。だいぶ劣化したなと思ったが、なんのことはない。ずっと以前から駄目だったのだ。

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