もうちょい魂を込めてよ
『ロボコップ』(1987)の女版。雨宮慶太がデザインしたバトルスーツは素晴らしいが、ストーリーはぐだぐだ。もうちょい練り込んでほしかった。
演出もよろしくない。入浴シーンがあるのはいいが、改造手術の影響を見せるべきだった。ボディを磨くだけでも女らしさが表現できただろう。ヘルメットのイヤリングも言及されてないし、もったいない。決め技がミサイルってのも粗い。細身のボディを活かした高速戦闘か、スラッシュ系にすべき。特撮は細かい演出で成り立っているので、手を抜いてほしくない。
終わり方も唐突。続編を作る気だったのだろうか。しかし彼女の復讐は終わったから、これ以上は殺戮になる。戦うマシーンになっても正義を貫くほどの動機が、彼女にはない。このへんも弱い。
ビジュアルはよかったが、本当にそれだけの作品だった。
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