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[レビュー1985年03月16日に発表された 

ドラえもん(06) のび太の宇宙小戦争

Doraemon: Nobita's Little Star Wars

子どもの夢をわかってらっしゃる!

『スター・ウォーズ』や『未知との遭遇』、『スーパーマン』、あるいは日本の怪獣映画を見た子どもが、「そういう冒険をしたい」ではなく「こういう映画を作ってみたい」と思うところを出発点にしている。しかし子どもの技術や資金では、できることはかぎられているから、その悶々とした気持ちを、この映画が解消してくれる。自分で作ったプラモデルを操縦したり、ミニチュア世界で大暴れする展開はたまらない。子どもの夢をよくわかっているなぁ。
しゃべりまくるロコロコは、『海底鬼岩城』の水中バギーに並ぶほど魅力的。素晴らしい。

本作ではスネ夫の活躍が目立つ。怖くなって隠れていたが、しずちゃんに無言で見捨てられるシーンは痛い。そして奮起する流れは、主人公そのものだ。実際は、改良された戦車は強靱で、恐れる必要はなかったんだけど、それも勇気がなければ気づかなかった。勇気を出せば道が開ける。そんなメッセージに胸が熱くなる。

ただ、スモールライトの効力に個人差があるのは、首をひねった。宇宙空間で大きくなっていたら、どうするんだよ。とまぁ、どうでもいいことを気にしてしまうのであった。


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