エコーナイト#2 眠りの支配者 (PS1) Echo Night #2: Nemuri no Shihaisha

1999年 ゲーム 2ツ星 幽霊

よくない部分が強化された

エコーナイトシリーズ第2弾。「失踪した恋人を探す」というテーマは、1作目よりわかりやすいのだが、その後の展開が複雑すぎてついていけなかった。ミニクエストを重ねるうち、なんのため、なにをしてるかわからなくなる。キャラクター同士の会話もあいまい。吹き出しに名前を出してほしかった。
前作における最大の難所がブラックジャックだったように、本作では耳コピゲームが立ちはだかる。『零 〜月蝕の仮面〜』のピアノ演奏ゲームもそうだが、どうしてこういうものをホラーゲームに入れちゃうんだろう?

お気に入りは、全職員が帰るまで帰れない受付嬢。1人ずつ白衣に着替えてチェックアウトするのはおかしかった。牢屋に当時込められた際の、頭の弱い下男・ジョージとの会話もいいね。このへんは『デメント』に受け継がれたかもしれない。

レバーをひねったり、タンクに油を注いだりするのは面倒が、後年のWiiや、物理演算を使ったゲームでは主流の表現になる。そう思うと本作は時代を先取りしていたと思う。

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