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[レビュー1991年11月21日に発表された 

忍者龍剣伝

Ninja Ryūkenden [OVA: 1991-11-21]

このままシリーズ化してほしい完成度!

ゲームのアニメ化というより、設定だけ流用したオリジナル作品。「現代に継承された忍者が、邪神の復活を阻止する」という破天荒なストーリーなのだが、めちゃくちゃおもしろい。ゲームファンへのサービスは乏しいが、開き直った再解釈は素晴らしい。

主人公の忍者(リュウ)の影が薄さがいい。明るく元気な忍者じゃなくて、地味で寡黙、邪神を倒すこと以外はなにも考えていない。なのでアイリーンの好意にも無頓着だが、そんなリュウを友人たち(ロバートやサラ、ジェフリー)が支えてくれる。こうした仲間の存在が、本作の奥行きをぐっと広げている。サラやアイリーンが戦闘に参加しない(足手まといになるから待機する)のもよかった。

一方、敵対する科学者ネッドやバッキー教授の演出も素晴らしい。こちらも、なにを考えているかわからない。その不気味さが、ラストを意味深なものにしている。果たしてリュウは勝ったのか? あの少女は解放されたのか? まだ終わっていないのでは? しびれるねぇ。

本作の構成は、当時私たちが熱中していたTPGB『クトゥルフの呼び声』の世界観に合致する。いやぁ、こういう作品を見たかったんだよね!

テクモ
零シリーズ
妄想リメイク
刻命館シリーズ
ほか

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