レビュー  1996年12月13日  に発表された 

エネミー・ゼロ(SS)
E0 / Enemy Zero

4ツ星

見えない敵と戦う、そのアイデアは秀逸だった

『エイリアン』と『プレデター』を足して、飯野賢治で割ったもの。ありきたりの状況だが、見えない敵と戦うアクションパートは素晴らしい。見えないけど、目を凝らしたくなる。VPSの警告音が緊張感を高める。終盤で、VPSなしで切り抜けるステージはおもしろかった。
だけど難易度が高すぎる。銃の扱いにくさは我慢するけど、ロードを制限するシステムは常軌を逸している。セーブだけならまだしも、なぜロードを制限するんだ? プレイヤーに無駄な手間を強いるだけで、おもしろさに貢献していない。

そしてストーリーが気持ちを萎えさせる。飯野氏のゲームはどうしてこう難解なんだろう? 極限状態のバトルに、愛がどれほど意味をもつのか。チープすぎる。アニメや特撮でも、ここまで愛を押し出さないよ。「見えない敵と戦う」というアイデアは秀逸だったのに、調理に失敗してしまった。そんな作品である。

ゲームとしては駄目だったが、アイデアに敬意を表して高評価を与えておきたい。



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エネミー・ゼロ(SS)