レビュー  2001年04月20日  に発表された 

The Hole

3ツ星

あまりにも直線的

失踪した4人の男女のうち、1人の女生徒が還ってきた。彼女の語る事件のあらましとは?
出だしのインパクトは強烈で、物語世界に一気に引きずり込まれた。『羅生門』のように証言が食い違う展開もそそる。興奮はどんどん高まっていった。

しかし結末が、その期待に応えてくれたとは言いがたい。
真相が唐突に見えるのは、穴に入る前の彼らを知らないせいだろう。盲目的な恋愛も、極限状態でのセックスも、あるいは虚言癖も、そこだけ切り抜くと異常者にしか見えない。穴に入る前から異常だったにしても、外堀は埋めておいてほしい。また、彼らがどんな状態で見つかったか(想定される死因)が隠されていたため、推理する楽しみもなかった。このあたりも残念。

ソーラ・バーチの演技は見事だけど、一極集中しすぎた。心理分析官による常識的な推理がなければ、観客も出口も見失ってしまうよ。

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