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[レビュー1991年11月29日に発表された 

天河伝説殺人事件

Noh Mask Murders (Tenkawa densetsu satsujin jiken)

『犬神家の一族』の再来……ならず

原作はちがえど、市川崑監督が探偵ものを撮るんだから、そりゃ期待するよね。なのに出来上がった作品はパロディと見まごうほどの凡作だった。それっぽい人が、それっぽい役を演じるだけ。あまりにも予想通りの展開に、唖然となった。「天河神社」という名前と、中森明菜の歌(二人静か)に騙されてしまったようだ。

「よしっ、わかった!」が流用されたり、光彦の兄役に石坂浩二を配置したりと、メタ的な演出が目立つけど、あまり好印象じゃない。要するに楽屋落ちではないか。そこまでしてウケをねらいたいのか?
ふだんなら気にしない遊びの部分に目くじらを立ててしまうほど、大したことのない映画だった。

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