マルコヴィッチの穴 Being John Malkovich

1999年 外国映画 3ツ星 コメディ 狂気 記憶操作

よく考えると怖いけど、よく考える価値のない話

だんだん不条理さが深まり、誰も彼もがおかしくなっていく過程がおもしろい。みんな最初からおかしかったのか、おかしくなってしまったのか。自分で自分を律しているのは誰だろう? その危うい感じがたまらない。

しかし中盤以降、物語は迷走していく。ネタが失速しちゃったのか、ラストもいまひとつ。もうちょっと考えさせる展開だったらよかったのに。

あとで知ったことだが、マルコヴィッチは本人が演じていたのね。この配役は大成功だったと思うよ。

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