レビュー  1967年07月21日  に発表された 

劇場版 キャプテンウルトラ
Captain Ultra The Movie

3ツ星

不思議な世界観

第2話「宇宙ステーション危機一発」と第5話「バンデル巨人あらわる!!」の再編集版。「オールカラーで!東映まんがまつり」の一篇として上映された。同時上映は『黄金バット』、『ひょっこりひょうたん島』、『魔法使いサリー』だった。

TBSウルトラシリーズ第3弾で、『キャプテンフューチャー』をモチーフにした作品。はじめて見たのは2013年。衝撃的だった。キャプテンウルトラは変身しないし、超能力もないが、たぐいまれなリーダーシップを発揮する。たのもしい。眉毛がちがう。
万能ロボット・ハッチがいいデザイン。アナライザーの原型みたい。比較するとキケロ星人のジョーはインパクトに欠けるが、ストーリー的には不可欠だ。もちろん、バンデル星人も素晴らしい。オモチャがあったら1ダースくらい買いたくなる。

特撮技術や、小道具の加工技術が拙かったため、舞台劇のような雰囲気に仕上がっている。宇宙は危険なところとして描かれているが、じつに牧歌的で、行ってみたいと思わせる。ケンジ少年のわがままが許され、大した被害が出てないせいだろう。してみるとバンデル星人は大した脅威じゃないのかも。かっこいいヒーロー、卑怯な悪役。シリアスで、ふざけてないのに、おだやかだ。
こういうシリアスSF路線の作品は、あまり作られていない。この方向で進化していたら、日本の特撮はSFと同義になっていただろうな。


 Googleで「劇場版 キャプテンウルトラ」を検索する
 Wikipediaで「劇場版 キャプテンウルトラ」を検索する
 IMDBで「Captain Ultra The Movie」検索する

コメント (Facebook)

[ASIN] B00008KKVV
思考回廊 レビュー
劇場版 キャプテンウルトラ