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[レビュー2002年08月16日に発表された 

プリンセスチュチュ 卵の章 (全13話)

Princess Tutu : Chapter of the Egg

「私と踊りましょう」

バレエとクラッシック音楽を本格的に取り込んだ異色作。競技としてのバレエではなく、芸術の本質に迫っている。あいにく私は詳しくないので、その意味を理解したとは言えないが、物語と踊りと音楽が合致したときの高揚感はたまらない。とりわけ第13話『白鳥の湖』のクライマックスは鳥肌が立った。ほかのアニメでは味わえないね。

あひるが見つけてくる心のかけらは、ネガティブなものばかり。王子・みゅうとを苦しめ、騎士ふぁきあを苛立たせ、恋人・るうを不安にさせる。
あひるは「いいこと」をしているんだろうか? 「いいこと」とはなんだろう? 問題が解決するたび、疑念が頭をよぎる。

第1期はプリンセスチュチュと王子が結ばれて終了する。るうは身を引き、ふぁきあは弱さを認めた。物語としては美しいが、釈然としない。あひるはまだ、心を明かしていないではないか。
そうした思いは、第2期で満たされる。おもしろい作品だった。

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