レビュー  2003年04月19日  に発表された 

ラーゼフォン 多元変奏曲
RahXephon: Pluralitas Concentio

4ツ星

テーマと向き合えたか?

キャラやプロットが整理され、だいぶわかりやすくなった。難解なところは残っているけど、このくらいなら許容できる。振り返ると、テレビシリーズはラッシュフィルムに思えてしまう。

わかりやすくなったけど、本作のテーマである(と思われる)「恋愛の時間」は中途半端になってしまった。クライマックスで新たな設定が出てきたため、既存の問題が吹き飛んでしまったのだ。一応、ハッピーエンドなんだけど、棚からぼた餅のような結末で、納得しがたい。

思うに、「ブルーフレンド」まわりのエピソードは省いてもよかったのではないか? テレビシリーズでは人気エピソードだったかもしれないが、再編集の劇場版にそのまま残す意義は乏しい。出すなら出すで、遙のアンチテーゼとして活かしてほしかった。
時間(年齢)差のある遙と、同世代の浩子。さらに綾人がムーリアンに変化したことで、種族の差もできてしまう。この三角関係を掘り下げるだけで、1本映画が作れてしまいそうだ。

テレビシリーズの消化不良に比べれば、不満はささいなこと。劇場版を見てよかった。もともと劇場版に適したプロットを、テレビシリーズで細分化したのがまちがいだったのかもしれない。

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