サイボーグ009 超銀河伝説 Cyborg 009: Legend of the Super Galaxy

1980年 アニメ 2ツ星 SF:スペースオペラ サイボーグ @石ノ森章太郎

サイボーグ戦士は当たり前、時代は超銀河だった

劇場ではワクワクして見たけれど、大人になって見返すと物足りない。物語は巻き込まれ型だし、援助者(サバ、タマラ)も敵(帝王ゾア)もパターンどおり。イベント消化のような活躍で、サイボーグ戦士たちの内面はほとんど描かれない。004の復活もデウス・エクス・マキナ的だ。

まぁ、それも仕方がない。
サイボーグの悲哀は、原作漫画を頂点にして、白黒版(1966-68年)、カラー版(1979-80年)と薄まっていった。もはやサイボーグの存在は当たり前で、「なにと戦うか」がテーマだった。それで宇宙に飛び出したわけだけど、おもしろかったとは言いがたい。まぁ、当時は楽しんでいたけどね。

当時はなんでも宇宙に飛び出していたなぁと、しみじみ思ってしまった。

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