キリング・ミー・ソフトリー Killing Me Softly

3ツ星

実際はドント・キル・ミー！

エロいと評判だったが、それほどでもなかった。具体的な性描写より、危険な男と知りつつ身をゆだねてしまう女のもろさ、官能美を期待していたのだが、なにも考えてなかったのは残念。相手の素性や性癖がわかって、怯えて逃げるなんて論外。苦痛や死さえ忘れてしまうような、激しい快楽を見たかったのだ。でなければ、タイトルに反するだろう！

男はそれほど危険じゃなかったし、女もそれほど執着していなかった。つまるところ、子どもの恋愛だったわけだ。「こんな恋をしてみたい」と思うこともなく、「まぁ、早く決着がついてよかったね」といった印象だった。