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[レビュー1994年03月12日に発表された 

ドラえもん(15) のび太と夢幻三剣士

Doraemon: Nobita and Fantastic Three Musketeers

ドラえもん版トータル・リコール

序盤は気楽だったけど、だんだん抜き差しならない状況になっていく。仕組まれた夢カセット、特別な注意書き、夢と現実の交換ボタン......。現実が夢に浸食されていく。妖霊大帝オドロームやトリホーは実在するのか? ラストの1コマで、あらゆる疑念を吹き飛ばす。のび太は、のび太が活躍する夢を見ていたわけか。ドラえもんとは思えないほど凝った造りだ。

夢とはいえ、のび太としずかちゃんが殺されるシーンはショックだった。竜の汗の風呂に入ったおかげで復活するものの、「これでただの人間だ」と言われたときは背筋が寒くなった。妖霊大帝オドローム、恐るべし。
それはそうと他人の夢をのぞいたり、勝手に夢に巻き込むのはひどいぞ、のび太。劇中はさらっと流しているけど、友情を失いかねない行為だぞ。

今作のしずかちゃんはかわいかった。出会ったころはノビタニヤン(のび太)に落胆していたのに、ラストでは「あの方となら(結婚してもいい)」と頬を赤らめる。朝、夢のことを聞かれて「ひみつ」と答えるところもチャーミング。きゅんと来たね。


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