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[レビュー1973年10月02日に発表された 

新造人間キャシャーン (全35話)

Newly Made Human Cashan

タツノコプロ最高のヒーロー

たった一つの命を捨てて
生まれ変わった不死身の身体
鉄の悪魔を叩いて砕く
キャシャーンがやらねば誰がやる!

毎回ナレーションとオープニングで、キャシャーンのヒーロー像を心に焼き付けられる。人造じゃなく、新造人間というネーミングもいい。こういう文芸が、タツノコプロはじつにうまい。

人間のために戦うが、その人間からも排斥されるキャシャーン。物言わぬ友人フレンダーが、その孤独を強調する。立ちふさがるアンドロ軍団の量産ロボットは、そんなに強くないのに、不気味で怖かった。
プロットを並べると、仮面ライダーのヒーロー像にも通じるが、ぶっちゃけライダーに孤独なイメージはなかった。キャシャーンこそが、孤独なヒーローの代名詞だと思う。

ハードSFなのに、童話のような要素もあって、不思議な世界観だった。いま見ると映像の粗さは気になるが、やっぱり傑作だと思う。

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