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[レビュー1998年01月31日に発表された 

らせん

Rasen

プロットはいいが、映画は弱い

『リング』の後日談で、オカルト現象の科学的な謎解きになっている。が、『リング』と同時上映だったせいか、ホラー演出が多い。よくある続編のような展開がつづくので退屈だった。しかしプロットは秀逸で、なにが起こっているかがわかるとおもしろくなる。

ミームによる感染だから、媒体に左右されない。またウイルス増殖に協力すれば、生き残れるカラクリ。そんな馬鹿なと思うが、SF的解釈としては受け入れられる。そして納得が、新たな恐怖を生む。おもしろいじゃないか。

しかしラストで、わけがわからなくなる。貞子とはなんなのか? どうして高山(真田広之)を殺したのか? 浅川(松嶋菜々子)の存在意義は? 安藤(佐藤浩市)は再生された子どもを受け入れられるのか? 困惑が広がると、恐怖が減衰してしまう。思うように恐がれなくて、やきもきした。

血肉をもった貞子は、『リング』の白い怨霊とはまったく別物だった。同じモンスターを、同時上映で、ここまでちがった切り口で描くのはおもしろい。いっそ高山を主人公にして、元奥さんを復活させる展開だったらわかりやすいと思うが、それを言っても詮無きことか。

リングと呪怨
リング (貞子) 映画
ハリウッド
呪怨 (伽椰子) ビデオ
映画
アメリカ制作
ゲーム
クロスオーバー

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