オズ

Return To OZ

なんて素敵にグロテスク

「オズの魔法使い」とまちがって借りてきたが、続編だったのね。基本的な流れは第1部と変わらないので、すんなり楽しめた。ドロシーがすごく可愛い。
「オズの魔法使い」と言えば、不条理でメルヘンチックなものを想像していたが、本作は妙なリアリティと不気味さがある。奴隷のようなホイーラーズや、首をすげ替えるモンビ王女は、夢に出てきそうなほど怖かった。

そしてノーム王がすさまじい。あれほど生命をもてあそんでいたのに、生たまごに敗れてしまうとは。なぜ生たまごが駄目なのか? 魔法の粉で動く剥製(ガンプ)と、たまごから生じる生命には、どんな違いがあるの? 「動く」ことと「生きてる」ことのちがいを考えてしまう。

ドロシーは女性だから、やがて生命を宿すことになる。そのときもノーム王は敗退するのだろうか? 魔法があるオズの国は、じつはもっとも魔法のない国かもしれない。
考え過ぎかもしれないが、いろいろ考えてしまったよ。

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