michigan (PS2) MICHIGAN:REPORT FROM HELL

2004年 ゲーム 2ツ星 モキュメンタリー

やりたいことはわかるような、わからないような

『REC/レック』(2007)や『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008)あたりが、このゲームの目指していたものなんだろうな。全編ビデオカメラを用いた主観撮影で、情報途絶下におけるパニックを描く。着眼点はいいが、あまりに練り込み不足だった。

操作しづらいし、酔いやすい。ぶつかるだけだから、物語に関与している実感がない。撮影によってポイント加算するのはわかるが、緊迫した状況でパンチラ撮影ってのは異次元すぎる。「クソゲー」と言われても仕方ない。
ストーリーも支離滅裂。美人リポーターが次々に脱落するのに、意に介さず話が進んでいくのは、もはや制作者の狂気すら感じる。せっかくカメラをもっているのだから、撮影した内容をつなぎ合わせて謎を解くようなストーリーにすべきだろう。
まぁ、女性の声をたくさん聞けたのはよかった。個人的には、カーリー・レイス(佐々木瑶子)が好み。

ページ先頭へ