スコーピオン 3000 Miles to Graceland

2001年 外国映画 2ツ星 主人公は犯罪者 泥棒

「おめぇの後ろの壁にチェリーパイが飛び散るぜ」

文句のつけようがない映画。馬鹿なヤツが馬鹿のことをして、馬鹿な目に遭っている。奪って、奪われて、撃って、撃たれて、騙して、騙されて...。死ぬまで止まらない悪ノリに、ただただ脱帽する。

ギャング5人組だけでなく、ほかの登場人物も狂っている。平気で子どもを見捨てる母親もすごいが、スタンドを吹っ飛ばして喜ぶねーちゃんもキテル。終盤に出てきた助っ人も、宙づり回転乱れ撃ち→即死亡と気合いが入ってる。明日のことなど、誰も考えないのか。
序盤で退場するスレーターも泣ける。『マインドハンター』と同じ扱われ方だ。

後先考えて生きるのが馬鹿らしくなる映画。気配りに疲れたときに見ると、道が開けるかもしれない。

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