レビュー  1998年11月19日  に発表された 

ハーフライフ (PC)
Half-Life

4ツ星

わずかな演出で大きな効果

あらすじ

物理学者のGordon Freemanは、政府が管理するBlack Mesa Research Facilityに赴任する。仕事に取りかかろうとしたとき、地下施設で爆発事故が発生。異次元(Xen)からエイリアンがあふれ出し、職員を襲いはじめた。
Freemanは仲間たちと協力して地上を目指すが、地上からは事故を隠蔽するために海兵隊が突入する。Freemanはエイリアンと海兵隊と三つ巴の戦いを繰り広げる。

『Half-Life2』が注目されているので、遡って原点をやってみる。敵を撃ちまくるFPSに、ストーリー性を加えた傑作......と聞いていたが、期待するほどドラマ要素はなかった。しかし魅力はある。事件の詳細を語らないことで想像力が刺激される。ムービーシーンでFPSの緊張感が損なわれることもない。
Freemanが無個性だから、プレイヤーは好きなように遊べる。仲間を大切にしてもいいし、自分を優先してもいい。無口で顔を見せない主人公と言えば、古くは『ブランディッシュ』(1991)のアレス、新しくは『Dead Space』(2008)のIssacを思い出す。

たいていのゲームはストーリーを一方的かつ強制的に見せてきたが、本作ではプレイヤーが自分で読み取れるように設計されている。興味がなければ、人の話を聞かずに先へ進めばいいし、それで困ることもない。ゲームの自由度より、精神的な自由度がうれしい。

いま見るとグラフィックは粗いが、その分、軽快だ。移動速度が速いことも、テンポのよさに寄与している。全体的に「こうすればゲームが楽しくなる!」という信念が感じられる作品だった。



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