ウォー・ゲーム War Games

1983年 外国映画 4ツ星 パニック

もはや古典となってしまったが、その功績は大きい

冒頭の緊迫感がすさまじい!
人間は核ミサイルの発射ボタンを押せない。だから機械でコントロールする。このパートはいま見ても強い説得力がある。12年後に制作される『クリムゾン・タイド』と比較するとおもしろい。

その機械(ジョシュア)が高校生にハックされ、本当に熱核戦争が勃発しそうになるという展開は、荒唐無稽といわれればそれまでだが、当時としてはロマンがあった。ラストは禅問答みたいで、いささか拍子抜け。しかし物理的な破壊をせずに解決したのはすごいかもしれない。

物語は弱いんだけど、アイデアは秀逸だった。
翌年公開された『ターミネーター』(スカイネット)がなければ、いまも語り継がれていたと思う。

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