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[レビュー2000年03月30日に発表された 

ザ・スカルズ/髑髏(ドクロ) の誓い

The Skulls

秘密結社でなにが悪い?

アメリカを陰で支配する秘密結社・スカルズ。オカルト的な儀式を行い、複雑な戒律を課しているようだが、とりわけ彼らが邪悪とか危険には見えない。エリートたちが、内向的、閉鎖的、排他的なムラ社会を形成するのはやむを得ないし、戒律が個人の暴走を抑止している側面もあるだろう。つまるところ、秘密結社が「脅威」に見えないので、物語の緊迫感が高まらない。内容的には、上流社会のスキャンダル隠蔽事件でしかなく、秘密結社の存在意義を問うてるわけじゃない。

主人公は、友だちと一緒に軽蔑していた秘密結社に頭を垂れる。「それでも友情は変わらない」と言えちゃう神経が信じられない。友人の死に責任を感じているようだが、自分が巻き込んだことを悔いることも、秘密結社を否定するわけでもない。AかBかの選択で、つねに両方としか答えない主人公に呆れ果てる。
主人公に協力して、学生らしからぬ潜入/諜報活動をしてくれた友人たちは、この結末に納得できたんだろうか?

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