電脳都市OEDO808 Cyber City Oedo 808

1990年 アニメ 3ツ星 SF 刑事・警察

設定はばっちり、テンポはもっさり

収監中の犯罪者に爆弾をつけて、機動刑事として犯罪者を追跡させる。その凶悪な設定がたまらない。サイバーパンクの世界観がいいアクセントになっており、興味をそそられる。
そうした設定の魅力を、脚本が引き出せたとは言いがたい。1つ1つのセリフ、動きはいいけど、テンポが悪い。3人組の連携も稀薄で、もっと軽妙な掛け合いがほしい。40分という時間も半端だった。

それでも潜在的な魅力は大きい。第3話のように吸血鬼とサイバーパンクを組み合わせるアイデアも秀逸。デカチョーにも過去がありそうで、興味は尽きない。

『攻殻機動隊』ほどシリアスじゃなく、よりB級アクションを追求した雰囲気はいいので、誰かまた挑戦してほしい。

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