宇宙大怪獣ドゴラ Dagora, the Space Monster
1964年 特撮 2ツ星 刑事・警察 怪獣上空の怪異と地上の犯罪が、うまく噛み合ってない
時期的にはゴジラシリーズ4作目『モスラ対ゴジラ』(1964)の直後か。まだ怪獣映画にパワーがあったころだ。本作はあえて脱ゴジラを目指したのだろう。怪獣の露出をおさえ、人間ドラマに重きを置いている。大胆なアプローチだったが、成功したとは言いがたい。宇宙からの侵略者(上空)と、強盗団の追跡劇(地上)がぜんぜん噛み合っていない。変な外人マーク(ダン・ユマ)は魅力的だが、ストーリーから浮いている。謎の美女(若林映子)も美しすぎる。ドゴラを撃退できる特殊なダイヤを奪い合うとか、なにかしらのリンクがほしかった。
ドゴラは特殊な方法で撮影されたが、かなりの怪獣マニアでなければ、ドゴラ目当てに見る価値はないだろう。ただ60年代の北九州市の情景はおもしろかった。日本とは思えないほど空気がちがう。やたら角張った乗用車も現代人の目には奇異に写る。人の世の変化は、怪獣より興味深い。
怪獣 | ||
---|---|---|
東宝 | ||
ゴジラ:昭和 | ||
ゴジラ:平成 | ||
ゴジラ:ミレニアム | ||
モスラ | ||
フランケンシュタイン | ||
東宝怪獣 | ||
大映 | ||
ガメラ:昭和版 | ||
ガメラ:平成三部作 | ||
ガメラ:新生版 | ||
大魔神 | ||
ほか | ||
ウルトラシリーズ | ||
松竹怪獣 | ||
怪獣:ほか | ||
ゲーム・アニメ・CG映画 | ||
海外制作 | ||
海外制作 |