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[レビュー2005年06月25日に発表された 

楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女

Kazuo Umezu's Horror Theater: Snake Girl

らしさの再現

楳図かずおデビュー50周年を記念して製作されたホラー・オムニバス全6作の1本目。
オープニングの楳図ラッシュにのけぞる。ここまで原作者が顔を出すとは思わなかった。しかし原作カットによって、子どものころ抱いた恐怖がよみがえった。なかなかいいオープニングだ。

本編は、B級ホラー映画としては物足りない。しかし楳図かずお「らしさ」は再現されている。やさしかった京子が徐々に意地悪になったり、呪いを受け止める弓子の悲壮感がたまらない。とびきり美少女というわけではないが、苛烈な運命が少女の可憐さを際立たせている。ヘビ女の造形、見せ方も申し分ない。少女の絶叫がいい。両手を顔のわきに置いて、目を大きく見開き、口を開け、喉に笛が入っているような悲鳴を上げる。完璧だ。

繰り返しになるが、ホラー映画としては今ひとつ。原作漫画を読んでない人には首をかしげる内容かもしれないが、よい実写化だったと思う。


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