アンナと王様 Anna and the King

1999年 外国映画 3ツ星 実話に基づく 恋愛 戦争

正解がなくても生きていく

中盤までアンナの言動がきらいだった。世界中どこに行っても自分のやり方を押しつけるアメリカみたいな女だと思っていた。その印象が払拭されたわけではないが、最後には好感がもてた。アンナが押すところと退くところが、微妙によかったのかもしれない。

途中、出家した側室が処刑されるシーンがある。アンナも王様も止められない。止めようともしない。このシーンはなんのためにあるんだろう? 答えはわからない。文化の違いを乗り越える正解がないように。

アンナと王様の、愛情とも友情ともつかぬ距離感はよかったね。

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