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[レビュー1991年04月27日に発表された 

渋滞

Traffic Jam

試練に立ち向かってはならない

行く先々で起こるトラブルより、それによって険悪になっていく夫婦を見るのがつらかった。こらえ性のない夫(萩原健一)は、要領が悪い妻(黒木瞳)をけなしつづける。それでなにが解決するわけでもなく、負のスパイラルが深まるだけ。妻が反抗しないのは、無益と悟っているからだろうか。バランスがとれた夫婦のような、そうでないような。

故郷にたどり着くと、一転さわやかな空と海がひらけ、温かな人情に癒される。ぼけた父親が寒ブリをもってくるあたりは感動的だが、頭の片隅ではずっと帰路のことを考えていた。この試練を経て、夫婦仲は強まったのだろうか? 帰りもまた喧嘩しちゃうのだろうか?

高ストレスな状況になれば、どんなカップルも険悪になる。それゆえ、夫婦仲を試すようなことをしてはならない。いろんな事情はあっても、夫婦仲が険悪になるような状況は避けようと思った映画だった。

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