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[レビュー2003年05月10日に発表された 

ロスト・イン・ラマンチャ Lost in La Mancha

ドキュメンタリーでなくてもよかった

テリー・ギリアム監督の最新作(になるはずだった)『ドンキホーテを殺した男』が、いかにして失敗したか。完成してないから、アン・メイキング映像だね。興味深い内容だが、93分は長い。大した盛り上がりもなく、よっぽどの映画マニアでなければ楽しめないだろう。

10年かけて準備したのに、現場はコントロールできず、トラブルが連続する。どの現場も同じようなものなんだろうか。ギリアム監督の情熱や気配りに感心させられる。リスクヘッジのため保険をかけるが、この保険が新たな制約になるのは皮肉だ。
映画制作はドラマティックだ。ドキュメンタリーにこだわらず、架空の映画制作の失敗ドラマでよかったと思うが、それは本来の目的に反するし、ギリアム監督のテイストじゃないか。

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