0:34 レイジ34フン Creep

2005年 外国映画 2ツ星 モンスター

そんな怪物、いるわけない

うっかり終電を乗り過ごした女性が、地下鉄コンコースに閉じ込められる。出口を求めてさまようと、明るく整然とした通路の裏に、深い闇があることに気づく。その奧に、「なにか」が潜んでいる。前半の雰囲気はめちゃくちゃ怖かった。

なので後半の失速はつらかった。こいつが勝手に電車を走らせていたの? こんなに被害者が出て、誰も気づかなかったの? なんで地下に手術室があるの? こう言ってはなんだが、そんな怪物、いるわけないじゃん!
また主人公の女性がうざい。彼女のせいで犠牲者が増えている。極限状況で冷静になれないのはわかるが、許せる範囲を超えている。

前半は不自然な描写が多かった。一瞬の居眠りで時間が飛ぶ。パーティ会場にいた男が、閉鎖された地下鉄に出現する。都合よくホームレスが現れ、都合よく自分を覚えている。じつは彼女の夢なんじゃないかと思ったが、ちがった。しかし夢オチの方がよかったと思う。

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