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[レビュー1980年05月21日に発表された 

スター・ウォーズ エピソード5 / 帝国の逆襲 Star Wars Episode V: The Empire Strikes Back

3部作の2作目は、かくあるべし

デススターの破壊に成功したルークたちは、それぞれの理由で離ればなれになる。ルークは修行に、ソロは借金返済に、レイア姫は同盟軍の指揮に。本来あるべきカタチだが、どうにもしっくりこない。しかし仲間たちはふたたび結集する。これでもう怖いものはないと思っていたら、ダース・ベイダーに一蹴されてしまう。強い、強すぎるよ、ベイダー! 仲間を失い、腕を失い、戦う理由さえ失ったルーク。映画史上まれに見る急転直下だが、さらに信じられないことに、ここで映画が終わってしまう。そんな馬鹿なと激高した観客も多かっただろう。それこそが、ルーカスの狙いだった。

3部作を作るなら、勝ち→負け→勝ちのパターンがよい。2作目は、1作目で勝った敵に負けるのだから、どう負けるかが問われる。その点、『帝国の逆襲』はパーフェクトだ。これ以上の第2作はないね。

もちろん、当時はそう思えなかった。「映像は派手だが、ドラマ性に欠ける」「あっちこっちに場面が変わりすぎ」「中継ぎは評価できない」と思っていた。しかし何度も繰り返し鑑賞したので、もうファーストインプレッションで評価できない。ストーリー的には意味のない小惑星帯のチェイスにも大興奮だ。

よくもまぁ、こんなストーリー構成を考えたものだ。


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